その16

もうほんとさぼり始めるとずっと続いてしまいますね。
ブログだってだれも見なくなるってもんです。
では、本題


1:曲名

交響詩英雄の生涯」より 英雄の戦い

2:演奏団体

伊奈学園高等学校(指揮:宇畑知樹先生)

3:演奏大会名及び年

全日本吹奏楽コンクール第44回大会(1996年)

4:曲紹介

 作曲はリヒャルト・シュトラウス   編曲はマーク・ハインズレイ/宇畑知樹  

 オーケストラ好きなら結構聞いたことのあるこの曲。Rシュトラウスが若い時代に自分を見つめ、英雄というのはRシュトラウス自身を書いているという話しはあまりにも有名です。また、作曲した8曲の交響詩のうちの最後に位置するものであり、ベートーヴェンの英雄交響曲をも意識されていたのは変ホ長調という調性の一致から覗う事が出来きます。
 曲は大きくつながった6部でできており、第1部「英雄」、第2部「英雄の敵」、第3部「英雄の妻」、第4部「英雄の戦場」、第5部「英雄の業績」、第6部「英雄の引退と完成」となっています。
 交響詩を作り続けてきた集大成として位置されているため、これまでの曲の端々がでてきたりとても完成度の高い曲となっています。
 今回はその中の第4部「英雄の戦場」を演奏しています。トランペットのファンファーレにはじまり各楽器がいりみだれ、かなり難解な譜面となっています。それを解釈できたとき、戦場は晴れ渡り勝利がもたらされます。

5:個人的評価

 二度目の登場伊奈学園の演奏です。前回もそうでしたが、伊奈学園はこういった細かく技術的に高度な曲に挑戦しそれを見事にやってのけます。この曲もあらたなレパートリーとして吹奏楽コンクールに新たな風をふかせました。しかし、この学校以外に金賞という栄誉はあたえられていません。
 実はこのときも演奏を地区予選の時に聞いていました。英雄の生涯は知っている曲だったので凄く感動した記憶があります。特に、課題曲がいまいちだったこともあり、自由曲になるとがらりと客席の雰囲気が変わったことを今でも覚えています。さらに、TPの1stはB♭管、C管、B♭ロータリー、コルネットをひっさげて来たときはびっくりしたのを覚えています。いくつ持ち帰るんだよと。でもそれに見合った演奏をしてくれたのでその後ぐうの音も出ませんでしたけどね。

伊奈ウィンドオーケストラ1995-2000

伊奈ウィンドオーケストラ1995-2000

  

それでは次のお話で